メタボリックシンドロームの原因ともなる、油の吸着に優れている「パラミロン」という物質が注目されている。


撮影:青山学院大学 福岡伸一教授

■パラミロンとは・・・
直鎖のβ1,3グルカンによって構成されている結晶体です。
池や田んぼなどにいる
ミドリムシである微細藻類「ユーグレナ」にしか含まれていない食物繊維成分で、大阪府立大や東大などの研究チームが、パラミロンを含む微細藻類の大量培養に初めて成功し実用化が本格化した。
また、人体に有害なものを体外に出す解毒効果とと共に、バイオ燃料や二酸化炭素を吸収するエコ効果も期待されている。

ユーグレナ
に含まれるパラミロンの表面には無数の微小な穴があり、油の吸着に優れている。しかも消化されないのでそのまま体外に排出できるため、中性脂肪などのほか、人体に入った有害重金属を排出する作用も持っている。
加えて、便通を改善して
腸の働きを良くする効果があるほか、腸管の粘膜細胞を刺激して免疫機能をアップさせる力もある。

パラミロンを天然で含有している生物は、ミドリムシだけで、健康増進と新薬開発において非常に期待される成分です。

■β1,3グルカンとは・・・
最注目の成分で、身体の免疫機能に作用し、
抗菌、抗ウイルス、代謝改善、抗腫瘍、抗アレルギーなど様々な機能が、実験的に証明されています。
β1,3グルカンを主成分とし、製剤化されている免疫治療薬(レンチナン、ピシバニール、クレスチン)もあります。

■ミドリムシパラミロンの論文
粉身体工学会誌 原生動物の作り出すバイオ粒子、パラミロンの性質と利用(ラット)
抗腫瘍性、ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1,HIV-2)のリンパ球細胞への結合を強く阻害、大腸菌、肺炎菌、腸炎菌、黄色ブドウ球菌、カンジタ菌抗菌活性
脳卒中易発性高血圧自然発症ラットの血圧、脳ならびに末梢血管病変および寿命に及ぼすミドリムシの影響
著しい延命効果、脳卒中の発症率低下、血圧の上昇抑制、抗菌活性、血清脂質低下免疫増強活性、血管壁の肥厚抑制、マクロファージ活性







ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、5億年以上前に、地球誕生後の原始の地球で初めて誕生した生物の一つです。
17世紀に顕微鏡の発見者であるレーウェンフークがこれを発見し、「美しい(eu)目(glena)」の意を込めて名付けました。ユーグレナの大きさは、長さ0.03~0.05mm、幅0.01mm。緑色は葉緑素(クロロフィル)の色で、鞭毛を使い動き回ることが出来ます。

ユーグレナ
植物のように光合成を行い酸素を放出します。
つまり、ユーグレナを大量培養することそのものが
地球の環境にとてもやさしいことなんです。



野菜などの植物から栄養を摂取する場合、よく噛んでも体内への消化吸収率はせいぜい40%前後だといわれています。つまり、ビタミンCを100mg含有している野菜であっても、体内には40mgしか摂取されません。これは、人間が植物の細胞壁を壊す酵素を持っていないため、消化吸収率が悪いのです。
しかし、ユーグレナには細胞壁がないので、
栄養素の約93%を消化吸収できます。すなわち、ユーグレナが持つ豊富な栄養素の有効成分を、ほぼそのまま取り入れることができるのです。

ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は二酸化炭素を吸収し、有用な物質に変換する能力を持っています。
平均的な火力発電所が1年間で排出する二酸化炭素は157万トン。
この二酸化炭素をユーグレナ(ミドリムシ)に吸収させることによって、有用な資源として再利用が可能です。
ユーグレナを用いた光合成の仕組みの解明により、メルヴィン・カルヴィンがノーベル化学賞(1961年)を受賞しています。
カルヴィンは、放射性同位体である炭素14を用いることで、クロロフィルに日光が作用し二酸化炭素から炭水化物や他の有機物に変換されるという、炭素の完全な移動を図示することに成功したのです。
その道筋は、今ではカルビン回路と呼ばれています。 この功績が評価されての受賞となりました。
ユーグレナ(和名:ミドリムシ)は、太陽光と二酸化炭素で育つことができます。
乗務員の呼吸や燃料の燃焼によって出たCO2がユーグレナの成長を促し、結果として酸素が得られるという二重のメリットから、NASAでも宇宙空間での循環型システムを見据えた研究を行っていました。
2005年8月、東京大学内に株式会社ユーグレナ社が設立され、東京大学を始めとする国内大学研究機関で、ユーグレナの培養条件の検討と大量培養技術の確立のための研究が長年重ねられてきました。

※現在、上記施設は
使われておりません。
2005年12月、誰も成し遂げられなかったユーグレナの大量培養についに成功し、初の商品化が可能となったのです。
東京大学内の研究室で選りすぐられた「種」は、沖縄県の石垣島に渡ります。ユーグレナを育てるには、太陽の日差しの強さ・水・気温は、重要な要素です。
沖縄県石垣島は、亜熱帯に位置するため一年の平均気温が23.8度と暖かく、沖縄県最高峰の山「於茂登岳」の地下水は水質が大変良いことで知られているので、ユーグレナを育てるには最適の環境なのです。

商品名 ミドリムシのちから
原材料 ユーグレナグラシリス、コエンザイムQ10、酵母エキス末、酵母、有胞子性乳酸菌、α-リポ酸、ゼラチン、ステアリン酸Ca、二酸化ケイ素、 着色料(ベニバナ黄色素、クチナシ青色素)
内容量 100粒
商品名 ミドリムシのちから
原材料 ユーグレナグラシリス、コエンザイムQ10、酵母エキス末、酵母、有胞子性乳酸菌、α-リポ酸、ゼラチン、ステアリン酸Ca、二酸化ケイ素、 着色料(ベニバナ黄色素、クチナシ青色素)
内容量 200粒

商品名 ミドリムシのちから 30粒入
原材料 ユーグレナグラシリス、コエンザイムQ10、酵母エキス末、酵母、有胞子性乳酸菌、α-リポ酸、ゼラチン、ステアリン酸Ca、二酸化ケイ素、着色料(ベニバナ黄色素、クチナシ青色素)
内容量 30粒
東京大学などで研究されてきた「ユーグレナ」を乾燥粉末化してカプセルにいれています。
そのままでもお飲みいただけますが、カプセルを飲めないお子様などはカプセルを開けて粉末を水などに溶いてお飲みください。成人の方は、1日3~6粒を目安に、お子様は、1日1~3粒を目安に。



【ミドリムシに含まれる栄養素一覧】

≪ ビタミン類 ≫
βカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸

≪ ミネラル類 ≫
亜鉛、リン、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン、クロム、銅

≪ アミノ酸類 ≫
バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプロファン、グリシン、セリン、シスチン

≪ 不飽和脂肪酸 ≫
DHA、EPA、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン酸、エイコサジエン酸、ジホモγ-リノレン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸

≪ 特殊成分 ≫
パラミロン(βグルカンによって構成)、GABA、葉緑素(クロロフィル)、ルテイン(カロテノイド)、ゼアキサンチン(カロテノイド)
【ミドリムシ(ユーグレナ)の臨床結果】

脳卒中易発性高血圧自然発症ラットの血圧、脳ならびに末梢血管病変およびに寿命に及ぼすユーグレナの影響
大阪府立大学:中野長久 宮崎大学:林雅弘 名寄市立大学:雪野継代
著しい延命効果、脳卒中の発症率低下、血圧の上昇抑制、抗菌活性、血清脂質低下免疫増強活性、血管壁の肥厚抑制、マクロファージ活性

粉体工学会誌 原生動物の作り出すバイオ粒子、パラミロンの性質と利用(ラット)、パラミロンの抗腫瘍性、抗菌、抗ウイルス活性、ヒト免疫不全ウイルス(HIV-1,HIV-2)のリンパ球細胞への結合を強く阻害、大腸菌、緑膿菌、肺炎菌、腸炎菌、黄色ブドウ球菌、カンジタ、皮膚真菌症に抗菌活性

試験概要:30代~60代男女 大手町パーククリニック
1.総コレステロール・・・平均
6.75mg/dl減少 2.悪玉コレステロール・・・平均9.25mg/dl減少
3.善玉コレステロール・・・平均
3.63mg/dl増加 4.中性脂肪・・・平均平均11.75mg/dl減少
5.内臓脂肪・・・平均
3.56cm減少 6.基礎代謝量・・・平均5.44Kcal増加